いまさら聞けない!婚約指輪と結婚指輪って…?
婚約指輪と結婚指輪。
どちらも聞いたことはあるけれど、どういった違いがあるのか、考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
今回は、婚約指輪と結婚指輪、それぞれの特徴や歴史についてご紹介します!
婚約指輪の特徴・歴史
「婚約指輪=エンゲージリング(engagement ring)」とは、結婚を約束する、婚約の証として贈られる記念品です。
結納やプロポーズの時などに送られるもので、デザインは、1粒の宝石を何本もの爪で留めた「ソリテア」といわれるものが主流です。
婚約指輪の起源は古代ローマ時代といわれています。
宝石は古来より「魔除け」として神秘的なパワーがあると信じられ、様々な装飾品に用いられてきました。
途切れることのない「輪」は、『永遠・不滅』を象徴するともいわれています。
いろいろな説がありますが、紀元前3世紀ごろから、「契約のしるし」という意味を持つようになったとされています。
また、婚約指輪を左手の薬指にはめるのは、古代エジプトで左手の薬指に流れる血は直接心臓に通じていると考えられていたことに由来し、左手の薬指に指輪をはめることで、夫が妻の心をつなぎとめることができると考えられるようになったそうです。
結婚指輪の特徴・歴史
「結婚指輪=マリッジリング(marriage ring)」とは、結婚後、日常的に夫婦がおそろいで身に付ける指輪です。
一般的には結婚式で行われる「指輪の交換」のために用意されるものになります。
日常生活で肌身離さず身に付けるものなので、婚約指輪のように、宝石がどんと付いている華やかなものではなく、プラチナやゴールドなどの素材で作られた、シンプルなデザインのものが多いです。
ちなみに、日本では結婚指輪のことを「マリッジリング」と呼びますが、英語では「ウェディングリング(wedding ring)」や「ウェディングバンド(wedding band)」といいます。
結婚指輪の起源は定かではありませんが、キリスト教が広がり、結婚式を重視するようになってくると、結婚指輪を交換する慣習が生まれてきました。
結婚指輪の習慣が一般化したのは、16世紀半ば、イギリスの女王メアリ1世がスペイン国王フェリペ2世と結婚した時に、花婿から贈られた指輪をはめたことが、人々の注目を浴びて広がっていったようです。
そして、フランス革命以降は、婚約公告のあと、市庁舎の証人の前で誓約し、指輪を交換するという形式が広まっていきました。
最後に
以上、婚約指輪・結婚指輪についてのご紹介でした。
どちらもおふたりにとって一生物になるので、それぞれにどういった意味や歴史があるのかを知りすてきな指輪をお選びください。
ライター:キャプテン・ガオ